とりのとりこ

インコ用語プチ辞典

あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行

足輪(あしわ)
個体識別のために足に装着されるリング。ヒナの時にしかつけられず切断しなければ外せないクローズドリングと、いつでも着脱可能なオープンリングがある。将来的に法でペットの個体識別装置が義務化される可能性があるが、小型鳥に対してマイクロチップを埋め込む手術は負担が大きいため、足輪での個体識別が推奨されている。法的な個体識別のためにはクローズドリングでなくてはならないらしい。しかし汚れが付着したりケージなどに挟んで怪我をすることもあるため、賛否両論。
荒鳥(あらどり)
元々は捕獲された野生個体を指す。最近は飼育下の親鳥に育てられた人慣れしていない個体を指すことが多い。単に「荒」と呼ぶことも。
粟玉(あわだま)
挿し餌用のエサ。殻を剥いたアワ(ムキアワ)に卵黄などを混ぜ栄養価を上げたもの。ボレー粉や小松菜などをすり潰したものを混ぜて与える。※ムキアワそのものでは栄養不足になりヒナは育たない。
逸走(いっそう)
家の外へ逃がしてしまうこと。逸走した小型インコの生存率は低い。戸締まりの確認、家族の声かけなどの対策が必要。出入り口や廊下の途中に長いのれんをかけるのも効果的。
エッグフード(えっぐふーど)
卵を主成分とした栄養補助食品。動物性タンパク質の補給に利用される。高タンパクのエサを与えると発情しやすいため、巣引きの際によく利用されるが、巣引きをしない場合は過剰発情の原因になるため注意が必要。
塩土(えんど)
赤土などを固めた栄養補助食品。ミネラルの補給に利用される。
オカメパニック(おかめぱにっく)
神経質なオカメインコが何かに驚いてパニック状態になり、我を忘れて飛び回ったり暴れたりすること。怪我をすることも多く、最悪の場合、死に至ることもある。地震、生活音、窓の外を飛ぶ野鳥の影、寝ぼけて足を踏み外したなど原因は様々。同じく神経質なヨウムなどもパニックを起こしやすい。
お迎え(おむかえ)
新しいインコを家に迎え入れること。

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カトルボーン(かとるぼーん)
イカの甲を乾燥させた栄養補助食品。カルシウムの補給に利用される。
皮つき餌(かわつきえ)
殻をつけたままのシード。生きた種なので虫と湿気にさえ気をつければ数年常温保存が可能。【対】剥き餌
換羽(かんう)
羽毛が生え替わること。また生え替わる時期のこと。トヤ。【関】雛換羽
冠羽(かんう)
オウム科の頭に生えている角やトサカのような羽根のこと。
キャリー(きゃりー)
移動用の小さなケージやケースのこと。ヒナの飼育、ケージ大掃除中の一時待機、通院、病鳥の看護、災害時の避難などに利用できるため、羽数分用意したい。体の大きさに対して広すぎると中で暴れてかえって良くない場合がある。オカメ用にはある程度高さが必要(冠羽が引っかからない程度が目安)。
強制給餌(きょうせいきゅうじ)
自力でエサを食べられなくなった個体に、人の手で無理矢理エサを食べさせること。シリンジ(注射器)とチューブを使ってそのうに直接流し込む。※慣れないと危険。専門家の指導を仰ぐこと!
クリッピング(くりっぴんぐ)
飛ぶ力を奪うために羽根を切ること。人に馴れさせるためや、逸走対策に利用されている。通常は両方の風切り羽根を数枚切って、完全に飛べなくするのではなく、ある程度飛べるようにしておく。自力で事故や危険を回避しにくくなるため、小型鳥のクリッピングは賛否両論。大型鳥は狭い室内で飛ばれると逆に危ないため推奨されている。
ケージ(けーじ)
鳥カゴのこと。cageなのでゲージは間違い。

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サーモスタット(さーもすたっと)
自動的に適温を保つための装置。温度計が内蔵されており、設定温度を下回るとヒーターの電源を入れ、設定温度を上回るとヒーターの電源を切ってくれる。一般的に園芸用より爬虫類用のデジタル式のもののほうが精度が高い。
挿し餌(さしえ)
まだ自力でエサを食べられないヒナに、人間の手でエサを食べさせること。【対】一人餌
挿し餌雛(さしえびな)
挿し餌を必要とするヒナのこと。
シード(しーど)
アワ、ヒエ、キビなど、穀物のエサのこと。ヒマワリの種などの種実類を含めることもある。【関】ペレット
巣上げ(すあげ)
繁殖を終了し、巣箱を取り外すこと。【関】誘拐
巣引き(すびき)
繁殖のこと。
成鳥(せいちょう)
生後1年以上の個体を指す。
そ嚢(そのう)
食べたエサを一時的に溜めておくための袋。喉の下、胸のあたりにある。

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中雛(ちゅうびな)
一人餌に切り替わってから雛換羽を終えるまでの個体を指す。
手乗り(てのり)
人慣れした個体のこと。※人間が育てた個体とは限らない。
動物取扱業(どうぶつとりあつかいぎょう)
年間2羽以上を有償で他人に譲る場合、動物取扱業(販売)の登録が法律で義務づけられている(個人・非個人問わず)。実費やお土産を受け取るのも「有償」。業種によって分かれていて、たとえば有償で他人のインコを預かる場合は「保管」の申請が必要。

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ニギコロ(にぎころ)
手のひらの上でお腹を見せて転がる技。
ネクトン(ねくとん)
ドイツの鳥類・小動物用サプリメント製造会社。その信頼性は獣医師にも推奨されるほど。シード食の場合はネクトンSとネクトンBIOを持っていたい。

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バードミルク(ばーどみるく)
お湯で溶いたパウダーフードのこと。
パウダーフード(ぱうだーふーど)
ヒナ用に栄養価を調整された粉タイプの挿し餌用フード。【類】バードミルク、フォーミュラ
吐き戻し(はきもどし)
愛情表現として、一度食べたエサを吐いて相手に与えること。※体調が悪くて嘔吐するのとは違う。
一人餌(ひとりえ)
インコが自力でエサを食べること。【対】挿し餌
雛換羽(ひなかんう)
ヒナの羽毛から成鳥の羽毛に生え替わること。【関】換羽
ひよこ電球(ひよこでんきゅう)
ほとんど光を発さず、熱を発生させる電球。カバーつきでペットヒーターとして販売されている。空気を汚さない。熱い時に水を被ると破裂する。
フォーミュラ(ふぉーみゅら)
パウダーフードのこと。
フルスペクトルランプ(ふるすぺくとるらんぷ)
太陽光とほぼ同じ光を発するランプ。住宅環境や季節によって日光浴させにくい場合などに利用される。
糞切り網(ふんきりあみ)
ケージの底に敷いてある網のこと。底網とも言う。リターが囓られるのを防いだり、糞食を防いだり、リター交換時に隙間から逃亡するのを防いだりできる。事故防止のため、自由に飛べるようになるまでは付けないほうが良い。
糞食(ふんしょく)
排泄物を食べること。ストレスが溜まっていたり、栄養不足の可能性がある。
ペレット(ぺれっと)
固形タイプの総合栄養食。ドッグフードのようなもの。通常時に与えるメンテナンスタイプ(ダイエットタイプ)や繁殖時に与えるハイエネルギータイプ(ブリーダータイプ)などがある。【関】シード
放鳥(ほうちょう)
インコをケージから出して遊ばせること。最も事故が多い時間なので注意が必要。荒鳥は無理に出す必要はない。
ボレー粉(ぼれーこ)
牡蠣の殻を砕いた栄養補助食品。カルシウムの補給に利用される。

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剥き餌(むきえ)
殻を剥いたシード。食べた後に殻が残らないため掃除は楽だが、皮つき餌より栄養価が低く、死に餌のため酸化(腐敗)が早いのが難点。【対】皮つき餌
問題行動(もんだいこうどう)
噛み癖や過剰な呼び鳴きなど、人間社会で鳥が生活する上で問題となる行動のこと。大抵は悪意があってやっているものではなく、本能や習性に従っているだけなので、罰を与えるしつけは意味がない・逆効果と言われている。

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誘拐(ゆうかい)
巣引きして生まれたヒナを親から引き離すこと。【関】巣上げ
呼び鳴き(よびなき)
仲間を求めて上げる鳴き声。声でコミュニケーションを取る鳥たちが点呼のために使っている。よく通る大きな声なので、過剰な呼び鳴きは問題行動とされる場合がある。

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落鳥(らくちょう)
鳥類が死んでしまうこと。
リター(りたー)
ケージや飼育ケースの底に敷く床材のこと。ケージの底には新聞紙、飼育ケースの底にはおがくず+キッチンペーパーが使いやすい。
リング(りんぐ)
足輪のこと。

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若鳥(わかどり)
一人餌~生後1年くらいの個体を指す。中雛と区別して、雛換羽~生後1年くらいの個体を指す場合もある。

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