とりのとりこ

セキセイの基礎知識

セキセイインコの生態

学名 Melopsittacus undulatus セキセイインコ(ノーマル♂)
英名 Budgerigar
分類 オウム目インコ科
セキセイインコ属セキセイインコ
体長 18~23cm 体重 30~40g
原産地 オーストラリア 寿命 10~15年
鳴き声 よくさえずる。呼び鳴きが大きい 物真似 ♂は得意! 物語のような長文丸暗記が出来る子もいる
色種
  • 右上の写真はノーマル(野生と同じ色)
  • 色種は模様との組み合わせを含めると何千種とある
  • 羽衣、梵天などの羽毛の形が変化した種もある

セキセイインコの性格

マメルリハ並に我が道を行く鳥です。わりと自己主張が激しく、感情の起伏も大きいです。大人しい子もいますが、オカメなどに比べて個体差の激しい鳥種のような気がします。

とても好奇心旺盛で物怖じしない子が多いため、荒の子でも私がケージの横にじっと座っていたら寄ってくることもありました。

毎日お世話をして信頼を得るとよく懐いてくれます。気を許した人には撫でさせてくれますが、気に入らない人に対しては攻撃的になることがあります。

セキセイインコの体と行動

おしゃべり大好きで日中はほとんどさえずりっぱなしです。普段はそう大きな声ではないのですが、いったん呼び鳴きを始めると「チュリッ」と甲高い叫びが耳をつんざきます。耳元でやられるとかなり辛いです( TヘT)

♂は物真似が得意♪ 早い子は若いうちに1~2週間程度教えたら覚えてくれます。でも我が家では覚えが良い子ほど人の言葉に真剣に聞き入るようで、話しかけるとおしゃべりをやめてしまうので言葉のキャッチボールは出来ませんでした。変り種では、何か変な声がするなぁと思ったら、「ワンワン!」とうちの犬の真似をしている子がいました∑(>△<)

ジャンボセキセイという大きい種類のセキセイもいて、どこかでジャンボと混血していると大きい子が生まれることもあります。

やっぱり破壊活動が大好き。我が家の規格外サイズのたっかい特注カーテンは穴だらけのボロボロです……おかあさんごめんなさい(´△`lll) 体は小さいですがクチバシの力が強いので、噛み癖がつくと毎日が流血沙汰でした。信頼関係が出来ていればトレーニングで抑制できますし、年を取ると落ち着くこともありました。

セキセイインコの食性

セキセイは種子食です。穀物を主食に、小松菜やチンゲン菜などの青菜類を与えます。カルシウムやミネラルの補給には塩土、カットカトルボーン(イカの甲)、ボレー粉(カキの殻)。動物性たんぱく質も少量必要になりますので、ゆで卵やエッグフードを時々あげることもあるそうです。

最近はペレットという固形の総合栄養食が出回っています。ドッグフードやキャットフードのように、鳥に必要な栄養を手軽に補給出来る専用フードです。

シードだといろんな種類のものを混ぜて与えるので、好きなものだけ食べて嫌いなものは捨てることがありますし、足りない栄養を副食で補う必要があり、管理が大変です。ペレットは栄養管理が簡単なものの、食生活が単調になりますし、人工なのが不安だという飼い主さんもいらっしゃるようです。また開発されてからそう経っていないので、ペレット食で長生きした鳥さんの事例もまだ少ないですし、日本製はほとんど無く輸入品に頼っている現状なので、在庫が不安定というデメリットもあります。

我が家のセキセイは、ペレットは小粒のものしか食べませんでした。みどり@セキセイはとても保守的で、見慣れないエサを入れると近寄りもせず絶食状態になってしまうので、ブレンドシードをあげています。以前いた子たちもペレットが出回っていなかったので、シードを主食に青菜・ボレー粉・塩土・カトルボーンなどを副食にしていました。

セキセイインコの飼いやすさ

環境適応能力と自立心が強く、ヒナから育てても一人餌に切り替えるのが楽で、とても飼いやすい鳥です。初めて鳥を飼う方にもオススメです。

あまり鳥を知らない方に「インコ」と言うと大抵セキセイインコのことだと受け取られるくらいメジャーです。鳥の生体を扱っているショップなら9割方いますし、お値段もかなりお手頃なので、“飼いやすさ”も抜群ですが“買いやすさ”も一番かもしれません。

私の経験則ですが、性格は遺伝が大きくて家系によって全然違いました。大人しい子が欲しい場合は、大人しい親から生まれた子だと上手くいく可能性が高かったです。出来るだけ希望に沿った性格の子が欲しいならブリーダーさんから譲って頂くのがいいかもしれません。

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【参考資料・出典】Wikipediaペットの専門店コジマ・アニマル図鑑